「空き家再生プロデューサー育成プログラム」内子町とは
ニシヒラ住宅が愛媛県喜多郡内子町内子1973番地に位置するテナントビルの物件オーナーとなり テナントビルの再活用や地域活性化を目的としたプロジェクトです。 大きなテナントビルを活用して「移住」と「開業」をセットに行う新しい取り組みとなっております。
「空き家再生プロデューサー育成プログラム」内子町とは
ニシヒラ住宅が愛媛県喜多郡内子町内子1973番地に位置するテナントビルの物件オーナーとなり テナントビルの再活用や地域活性化を目的としたプロジェクトです。 大きなテナントビルを活用して「移住」と「開業」をセットに行う新しい取り組みとなっております。
ただのテナントビルではない!?
この度当社が物件オーナーになったテナントビルですが、実は建築家 松村正恒氏(まつむら まさつね)による設計の元、 建てられた大変貴重な建物です。当社では「取り壊しではなく再活用したい!」との想いからこの度物件を購入させていただきました。
松村正恒氏(まつむら まさつね)について
1935年に武蔵高等工科学校(現・東京都市大学)を卒業後、⼟浦⻲城(フランク・ロイド・ライトに師事)建築設計事務所に就職。 1960年に文藝春秋5月号に建築家十傑に名を連ね、同年には松山市に「松村正恒建築設計事務所」を開設、1990年に新日本建築家協会第1号終身会員に選ばれた。 松村氏が設計を手掛けた八幡浜市立日⼟小学校の中校舎(右/1956年竣工)と東校舎(1958年竣工)は、木造モダニズム建築の代表例として、松村氏の没後の2012年12月28日付で文部科学大臣から重要文化財に指定された。戦後の学校建築では初の指定である。
町並み保存地区と商店街を結ぶことが可能
重要伝統的建造物群保存地区「八日市護国町並み保存地区」と【地域商店街活性化法】認定商店街「内子本町 商店街」の中間に位置し、地域活性化を考慮しても重要性は、非常に高いテナントビルであるといえます。
2010年度に空き家空き地を活用する為NPO法人を立ち上げを行いましたが、
社会問題にもなっている空き家、空き地には数々の問題があり、不動産会社だけでは解決できない問題が多いいの現状です。
空き家が地域で問題視される1つ目の理由は、空き家が増えているということです。2013年の総務省調査によると全国の空き家数は約820万戸、全住宅の7戸に1戸が空き家という状況になっています。これが、2033年頃には空き家数2,150万戸、なんと全住宅の3戸に1戸が空き家になってしまうという民間予測となっています。
「空き家」は、以下の4種類に分類されます。
売却用・・・販売中の空き家。不動産会社が管理
賃貸用・・・入居者募集中の空き家。不動産会社が管理
二次利用・・・普段使っていない別荘など。所有者が管理
その他・・・上記の3種類以外。所有者が管理
空き家は4つの種類に分類され、中でも問題になっているのが売りにも、貸しにも出しておらず、定期的な利用がされていない状態の「その他」に分類される空き家(2013年時点で318万戸)です。
「その他」の空き家が問題となってしまうのは、他の空き家に比べて管理する動機が弱い点で、今後急速に増加すると予想されています。
空き家が発生する最も一般的な原因は、自宅を所有する高齢者が老人ホームなどの高齢者住宅や子供宅などに転居することです。今後、団塊の世代を含めた高齢者は急激に増えていきます。それに伴い、空き家もどんどん増えてしまうのです。特に駅から遠い利便性の良くない地域にある住宅街では空き家が一気に増加することが予想されています。
空き家が増えるということは、その地域に住む人が減っているということです。そうすると、その地域の活力が低下するだけでなく、道路や水道、電気といったインフラを維持することが難しくなってしまいます。例えば、ある道路の利用家族数が100家族から50家族まで半減してしまった場合、1家族あたりの道路維持の負担は倍となってしまい、他にも、スーパーや銀行、クリニックなど、生活に欠かせない施設の撤退も起きてしまい、空き家の増加はその地域の魅力を低下させてしまう原因となってしまいます。
空き家である間は適正管理が必要。
このように、自宅や実家が空き家になってしまう理由は十人十色。さらに、利活用ができるようになるまで数年、長いと10年以上かかることもあります。その間、誰も利用していない住宅は一気に傷んでしまいます。老朽化が進むと屋根や外壁などの建材が剥がれ落ちたり、建物が傾いて倒壊する危険性が高まったりとさまざまな問題を引き起こしてしまいます。
また、庭の管理が不十分な場合、生い茂った庭木や雑草が景観を乱すだけでなく、蚊やスズメバチや害獣(ネズミやハクビシン等)を発生させてしまうこともあります。そうならないためにも、所有者は所有する空き家を適正に管理する必要があります(所有者が管理できない場合はその配偶者や子供が代理で適正管理を行う必要があります)。
様々な問題を抱える空き家空き地問題に当社として空き家空き地を再生して地域の方々のお役に立てる事業をしていきたいと考えています。
株式会社ニシヒラ住宅
代表取締役 西平 孝志